瀧山物語

埋もれた歴史を発掘することは未来に起こるかもしれない危険を回避する事にならないだろうか?

瀧山物語(三百坊・・・300件程の宿坊があり賑わっていた)

三百坊・・・300件程の宿坊があり賑わっていたと想定される

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今は静かな自然がすべてを覆ってしまっている。

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蔵王放牧場を作った時、土の中から多くの生活用品が出てきた。

その中に、古銭も多く出土したことから、郷土史研究が始まったといっても良い。
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三百坊とは宿坊が300件程あった・・という事になる。
その宿坊を営む人は少なく見積もっても900人

(1件で3人、調理・布団や配膳掃除。

    報酬や賃金は無いだろうから家族単位かもしれない)
泊り客は一組から数組。人数では1人~5人位。

昔は徒歩が殆どと思われるから必ず参拝は数日の宿泊が必要だったと想定される。

では、1日どれ程の人数がこの地にいたのだろうか?

    宿の世話人     約3名 X300件 = 900人(おおよそ)

    旅人【参拝者)  平均3名 X300件 = 900人(おおよそ)

    茶屋、土産物店の人 約2名 X100件 = 200人(おおよそ)

    牛・馬の乗り物に携わる人        =  30人(おおよそ)

                      

                   合計    2030人(おおよそ)

 

このように考察してみると、一日 2000人以上の人々が行きかっていたと想定出来る。

 

宿坊の数からの想定では・・・

     牛に引かれて善光寺の 長野県善光寺宿坊の数は現在→39件位

     真言宗の寺院 和歌山県高野山の宿坊の数は現在 →52件位

現代は観光バスやツアー、外国人の参拝者が多いので

善光寺高野山等の参拝者数は比較するに及ばないが、

瀧山の細い山道をすれ違いながら途切れることなく歩く人の姿があったことが

想像される。

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賑わいの集落 三百坊があった・・・

 その賑わいのある仏教寺院はどこにあったのだろうか?・・・