瀧山物語

埋もれた歴史を発掘することは未来に起こるかもしれない危険を回避する事にならないだろうか?

2021-02-01から1ヶ月間の記事一覧

瀧山物語(祈りの山。天候不順と疫病から救いを求めた奈良・平安時代)

■日本の古墳時代から奈良時代・平安時代は地球規模の温度低下にみまわれ、農作物収穫量の低下と疫病によるパンデミックがあったのではないだろうか?(西暦400年~1192年頃)。 干ばつと長雨や豪雨は食糧難と貧困を生み出し、支配者達は年貢として取…

瀧山物語(瀧山寺と温泉とらい病と)

人間の歴史は紀元前から疫病との戦いだった。 奈良時代・平安時代も、天然痘やらい病を患う人々が多かったと思われる。 さらに、日照りや長雨などの天候不順で不作が続き、道端で行き倒れて亡くなることも多かったと思われる。 <奈良時代> 705年 この年…

瀧山物語(瀧山寺は蔵王で温泉治療をしていたのかも?)

山形市街・上山市街から眺めると高くそびえる瀧山がある。その背後にはさらに高くそびえる山々の蔵王山脈が連なっている。 その「蔵王」という名前は珍しい呼び名ではないだろうか? 奈良県吉野町に「総本山金剛蔵王大権現」があり現在も信仰を集めている。 …

瀧山物語(奥州征伐の戦禍に消えた医僧達?)

地元の昔語りから聞こえるのは鎌倉幕府の北条時頼が悪いことをしている寺と僧を閉山したという言葉だが・・・・ 若くして病死した北条時頼が長旅をして出来る事ではないとしたら、いつ、瀧山寺は無くなったのだろうか? ■1189年7月~9月に「奥羽征伐」…